子育て③りっちゃん発達検査に行く(2歳7ヶ月)

猫の親子が遊んでいる様子 子育てブログ

はじめに

 今回は1歳半検診を終えたのち、市の職員に発達検査を推奨され、クリニック(児童精神科)にて発達検査をしたときのお話しです。

 りっちゃん1歳半の様子を下記のページにまとめてありますので、ご参照ください↓

発達検査ってなにするの?

 今回は新版K式発達検査(K-ABC)という検査を行いました。この検査は子どもの認知能力や言語能力を総合的に評価するための検査で、対象年齢は2歳6ヶ月〜12歳11ヶ月です。検査結果を踏まえて支援方法を検討していきます。検査といっても、先生と子供の遊びながらの受け答えや、保護者との面談を行うものでした。

りっちゃんの様子

検査時のりっちゃん(2歳7ヶ月)の特徴をお伝えします。
 ・検査時は先生との目線が合うことはありませんでした。
 ・課題自体には興味を示したりして、挑戦するがありました。
 ・課題ができたときは、妻の顔をみる姿を見受けられました。
 ・難しい課題には、関心が薄れ離席しようとしてました。
 ・見たものを真似る力は年齢相応。
 ・積み木を手本のように積む、折り紙など手先の器用さは難しい。
 ・電車、果物、動物などの身近な単語が徐々に出だしている。(その時は購入した音声図鑑にハマってました)
 ・ジャンプができない。身体の使い方があまり理解できてない。
 ・他人のやっていることに注目したり、お互い同じものを見たり共有したりする力が不足している。

検査結果について

りっちゃん(2歳7ヶ月)の発達検査結果は、発達年齢:1歳8ヶ月、発達指数(DQ):65でした。

 実年齢はおおよそ1歳遅れていることに、ショックを受けました。この年齢差で成長が進むのか、もっと遅れていくのかは、個人差があるので、なんとも言えないとのことです。

 また、発達指数が75以下だと、障害者手帳が発行される(自治体によって異なる)とのことで、再度発達支援の公共施設に発達検査を受けにいったら、数値結果が78であったため、手帳はもらうことができませんでした。子供のモチベーションでだいぶ数値結果に差がでてしまうようです。

ちなみに発達指数(DQ)の基準は以下のとおりです。

  • 100:このスコアは、子どもが実際の年齢と同等の発達年齢にあることを示します。これは「平均的な発達レベル」とされます。
  • 85〜115:通常、この範囲内のスコアは「普通の発達」と見なされます。多くの子どもがこの範囲に収まります。
  • 70〜84:この範囲は「軽度の発達遅滞」とされ、注意が必要です。
  • 69以下:このスコアは「中度から重度の発達遅滞」として分類され、専門的な介入や支援が必要です。

支援の方針と内容

 療育は保育園に通っていることから、必要ないと言われました。(療育とは、発達に遅れがある児童に対し、支援施設での教育的・治療的支援を受けることができる制度です。)

 そのかわり、現在通っている保育園は加配支援がなく、加配支援がある保育園に転園することをすすめられました。(加配制度とは、成長が遅れている子供に対して別途、専任の先生を付けてくれる制度で、団体行動が難しい子供をその子に合った形で、サポートしてもらえます。)

具体的なコミュニケーションの取り方のアドバイスを受けました。内容は以下のとおりです。
◯感情を共感する力や、共に注視するの力を育てるための関わりを増やす。

  • ふれあい遊び(抱っこ、飛行機ごっこ、くすぐり遊びなど)を一緒に行い、楽しい気持ちを共感する。
  • 目あわせ遊びなど行い、共に注視する力をつけ、コミュニケーション能力や社会性を育てる。
  • 歌や手遊びを行い、親が歌ったり手遊びをするところを見てまねて練習をする。歌うことが難しい場合は、楽器やテーブルを叩くなどリズム遊びをして、お手本見せる。

◯声掛けなど、コミュニケーションをとることで発語力を身につける。

  • 声掛けを行うときは「短い言葉で、はっきり、ゆっくり」を心がけて伝える。
  • なるべく、そばに行って、手に触れたり、目線を合わせて話し掛ける。
  • また、子どもの行動を実況したり、代弁する。「こう言うんだよ〜とか、〜だね」は使わず、子どもが話すべきセリフを使う。
  • 数回では言葉は記憶されないことを念頭におき、上記を根強くおこなう。

◯簡単なことから始め、順次ステップアップを意識して、できることを増やしていく。

  • 保育園や療育などで、検査の結果や、できることできないことを共有し、簡単な遊び、課題などから進めていき、フォローしてもらう。
  • できなかったことを叱るのではなく、できたことを褒めるようにするし、自信を付けてもらう。

最後に

 りっちゃんのはじめての発達検診について書かせていただきました。あくまでも、りっちゃんのケースですが、少しでも参考になれば嬉しいです。

 ここで、加配制度があることを知り、早急に転園しました。今では担当の先生にべったり甘えております。加配がないと、先生の数が足らず、先生への負担や本人も周りに着いて行けず、保育園が楽しくない場所になってしまうので、早めの転園をオススメします。

 とはいえ自閉症スペクトラム(ASD)である事実を受け止めるのに時間がかかるのも、事実ですので、ご自身のケアを大切にしてください。

 最後に、ここまで読んで情報を集めている、あなたは同じ親として、尊敬します。本当にすごいです!!きっと、報われるときが来ると思います。一緒に子育て頑張りすぎす頑張っていきましょう!

 

タイトルとURLをコピーしました